三宅島では平成12年に地震活動が活発になって大規模な噴火が発生しました。 今回の地震と三宅島の火山活動との関係について、火山噴火予知連絡会の副会長の石原和弘京都大学名誉教授は「平成12年に噴火した際、地震活動が活発になった範囲よりも、今回の地震は南側で発生したとみられるが、現時点では火山活動との関連は分からない。三宅島では昭和30年代や50年代など過去にも比較的規模の大きな地震が発生したが、噴火に至らなかったこともある。今後、震源の位置が三宅島に近づいたり震源の深さが浅くなったりするかどうかや、地殻変動が起きていないかなど観測を続ける必要がある」と話しています。