福島県相馬市が、避難所を出て市内のアパートや公営住宅などで生活を始める市民を対象に、食料や日用品などの「自立支援セット」を支給し、好評を博している。 ストレスの多い避難所生活を脱する動きを後押しするのが狙いで、市は「円滑に新生活をスタートさせる手助けになれば」としている。 自立支援セットは1人あたり、布団一式、コメ10キロ、缶詰3個、トイレットペーパー2袋のほか、おむつ(大人用、子供用)と生理用品がそれぞれ1袋、せっけんが一つ、即席めんとアルファ米が1世帯5人まで1箱、洗濯洗剤とカセットコンロが1世帯1個ずつとなっている。支援セットは全国から集まった支援物資で、18日現在、328世帯が受け取った。 ボランティアで支援セットの受け渡しをしている高野万有美さん(20)は「『本当に何も持っていないので、もらえる物は何でもありがたい』と言われる。避難所を出てからの生活も大変だと思うが、頑張ってもら