Java EE 6のDIであるCDIとは Java EE 6では、DIからさらに利便性と機能を追加したCDI(注3)が採用されています。本稿で利用しているGlassfishでは最初からCDIを利用できる状態になっています。 従来のDIはJavaのコードからクラス生成の依存性を取り除きますが、DIで管理するクラスが増えると、クラス生成の設定ファイルが膨大になってしまう欠点がありました。また、DIで管理するクラスは常にインターフェースを作成しなければなりません。一般的な業務アプリケーションを作成した場合、業務処理の一つのインターフェースに対し1つのクラスになることが多く、その結果、管理しなければならないコード量が増えてしまいました。 Java EE 6のCDIではこれらの不便な点を解消してくれます。具体的には、CDIで管理されたクラスの生成に関する設定が大幅に減少し、どのインスタンスを生成する