【5月2日 AFP】極地の氷冠から水深1万メートルのマリアナ海溝(Mariana Trench)まで、家庭の洗濯機から吐き出された微小な合成繊維片(マイクロファイバー)が海洋の至る所を汚染している──。 世界は近年、使い捨てプラスチック製品の弊害に目覚め、結果として数十の国でその使用を制限・禁止する法律が制定され始めている。プラスチックごみは大量に海に流入し、ウミガメから海鳥のアジサシまでのさまざまな野生生物に絡み付いたり、死んだクラゲのように海中を浮遊したりする。 だが、ポリエステル、ナイロン、アクリルなどの顕微鏡でしか見えないほどの微小片による海洋汚染については、その主な発生源がこれまであまり注目されてこなかったと専門家らは指摘している。 英プリマス大学(University of Plymouth)の研究者、イモージェン・ナッパー(Imogen Napper)氏は、大半の人は気付いて
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