<1月15日にトンガで発生した海底火山の大規模噴火は、その規模、速度、重力波や大気波が発生する範囲において、近現代で最も猛烈な火山事象のひとつであったことが明らかに> トンガの首都ヌクアロファの北北西65キロに位置する海底火山「フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ」で2022年1月15日に発生した大規模噴火は、近現代で最も猛烈な火山事象のひとつであったことが明らかとなった。 「フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ」は2021年12月20日に噴火。しばらく活発な活動が続いた後、この大規模噴火が発生し、地表から50キロ以上にわたって垂直に噴煙を上げた。 英バース大学らの研究チームは、衛星データと地上での観測データを組み合わせてこの大規模噴火について分析。その規模、速度、重力波や大気波が発生する範囲において、この大規模噴火が特異であったことを示した。この研究論文は2022年6月30日、学術雑誌「ネイチャ