動画共有サービス「YouTube」の爆発的な人気を経て、放送業界に内在する需要無視の経営姿勢が、徐々に明らかになってきた(需要無視の“内情”を露呈した「YouTube対テレビ局」)。 否、もっと正確に言うと「受動的な視聴を好みがちだった視聴者が、ネットの普及に伴って能動的な視聴スタイルにも目覚め、これまで望まれるままに一方的な放送サービスを提供し続けてきた放送業界は、根底からその姿勢を見直さなければならない時期に差しかかってきた」という表現の方が正しい。 ライブドアや楽天といった国内ネット企業の攻撃を辛くもかわした放送業界だが、黒船「YouTube」からの攻撃は今なお、続いている。放送と通信の融合における魅力を消費者に伝えられなかったライブドアと楽天とは違い、YouTubeはその魅力を十二分に身を持って体感させることに成功した。果実を一度でも口にした消費者がその甘さを忘れることはない。消費
総務相の諮問機関、情報通信審議会の電気通信事業部会電気通信番号委員会は1月18日、携帯電話と固定電話の一体型サービス「FMC(fixed-mobile convergence)」の導入に向けた報告書案をまとめた。今後は、1月末に開催される情報通信審議会電気通信事業部会へ報告したのち、パブリック・コメントや各種手続きなどを経て、電気通信番号規則など、総務省の関係省令を今夏にも改正する。 FMCは、着信側の利用者の居場所に応じて、電話回線が固定、携帯に自動的に切り替わるサービス。たとえば、着信側が自宅や職場にいるときは料金が安い固定回線、屋外にいるときには携帯電話で通話できる。 省令の改正により、FMCサービス用の電話番号として、新たに「060」が導入される。今後通信事業者は、FMCサービス用の番号に「060」を、携帯電話用の番号に「080/090」、PHS用の番号に「070」、IP電話用の番
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