近頃の子どもたちは、服装もおしゃれで、親のセンスの良さを感じる。しかし、それが子ども目線で本当にいいセンスなのかと疑問を呈する専門家がいる。 『高学歴親という病』の著者で小児脳科学者の成田奈緒子さんは「ちぐはぐのヘンテコ服」でも、子どもが選んだものを着させることが大切だと話す。なぜなら、そこには、子どもへの信頼があるからだ。 子どものことを思うがあまり…高学歴親によく見られる“過干渉”「親ガチャ」などの言葉で、子どもの生まれによる格差が指摘されている。しかし、高学歴で裕福な親の元に生まれれば、人生の成功が掴める訳でもないようだ。 小児科医で脳科学者の成田奈緒子さんは、2014年から発達障害、不登校、ひきこもりなど、様々な不安や悩みを抱える親子の支援をする「子育て科学アクシス」を主宰し、多くの家族の相談に乗ってきた。その蓄積から見えてきたのは、高学歴の親が、子育てに葛藤し、苦しんでいる現状だ