就任してから数々の問題発言を繰り返してきたNHKの籾井勝人会長(73)が来年1月24日に1期3年の任期を迎える。続投を認めるか、新しい後任を迎えるかを決める経営委員会では新しい経営委員長が就任し、7月26日の経営委で会長指名部会を立ち上げ、次期会長選びを始めた。籾井会長は再選にコメントすることはないが、記者会見で受信料値下げに積極的に言及するなど、2期目への意欲とも受け止められる発言を重ねている。早くも会長候補の名前が浮上するなか、いつも難航する公共放送のトップ選考が半年後のゴールに向けて動き出した。 26日の経営委では、3年前に設けられた会長選びの内規について議論することを決めた。委員会後のブリーフィングで石原氏は「年末をめどに決めたい。ルール通り、籾井会長の業績を評価し、候補者になっていいかどうかを委員の意見を集約する。12名いる委員のみなさんに候補者を考えていただいて、どこかの段階で