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ブックマーク / honz.jp (3)

  • 『死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』ロシア史上最悪の遭難怪死事件に挑む - HONZ

    一般に、は読めば読むほど物知りになれると思われがちだが、実際は逆だ。読めば読むほど、世の中はこんなにも知らないことであふれているのかと思い知らされる。その繰り返しが読書だ。 「ディアトロフ峠事件」をぼくはまったく知らなかった。これは冷戦下のソヴィエトで起きた未解決事件である。 1959年1月23日、ウラル工科大学の学生とOBら9名のグループが、ウラル山脈北部の山に登るため、エカテリンブルク(ソ連時代はスヴェルドロフスク)を出発した。 男性7名、女性2名からなるグループは、全員が長距離スキーや登山の経験者で、トレッキング第二級の資格を持っていた。彼らは当時のソ連でトレッカーの最高資格となる第三級を獲得するために、困難なルートを選んでいた。資格認定の条件は過酷なものだったが、第三級を得られれば「スポーツ・マスター」として人を指導することができる。彼らはこの資格がどうしても欲しかったのだ。 事

    『死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』ロシア史上最悪の遭難怪死事件に挑む - HONZ
    nakagawax
    nakagawax 2018/09/07
    怖いもの見たさだけど、読んでみたい。
  • 『ウィスコンシン渾身日記』を読んで幸せになろう! - HONZ

    無名人の留学記である。そんなもん誰が読むねん、というのが、とりあえず大多数の人たちにとっての率直な感想だろう。ごもっともである。 それ以前に、留学記というものが読まれなくなってきているような気がする。かつては、小澤征爾の『ボクの音楽武者修行』や藤原正彦の『若き数学者のアメリカ』といった名作があって、いまも文庫におさめられている。もしかすると、情報が少なく、外国生活へのあこがれが強かった時代こそのジャンルだったのだろうか。 まずは利益相反のディスクローズを。このの著者、白井青子は内田樹先生の教え子で、ちょっと知り合いである。を出しますからよろしくお願いしますといわれて、内田先生にも頼まれて、浮き世の義理でへいへいと適当に返事をしていたら、ゲラがドンと送られてきた。 製されたものに比べると、A3の紙に印刷されただけのゲラはとっても読みにくい。所詮は義理だし、つまらんかったら途中でやめて裏

    『ウィスコンシン渾身日記』を読んで幸せになろう! - HONZ
    nakagawax
    nakagawax 2018/07/25
    ブログで拝見してました。本欲しい。
  • 個性派が勢揃い 『すごいぞ! 私鉄王国・関西』 - HONZ

    阪急、南海、阪神、近鉄、京阪。この5つの私鉄の存在は、関西を「私鉄王国」と言わしめてきた。歴史から技術、列車デザイン、沿線文化に至るまで、なぜこんなに個性派揃いになったのか。なんで? そのミステリーを解き明かしつつ、個性ぶりをカラーの写真と図版満載で、各電車びっちりとまとめてある。「知らなかった〜」と何度もうめきながら読める、熱のこもった一冊だ。さて、出発進行! 東京に住むわたしは「世界征服」を掲げ、これまでに地下鉄が運行されている世界の約180都市のうち、117の都市を訪ね歩いてきました。 という「はじめに」の巻頭言からこちらをのけぞらせる書の著者は「鉄道楽者」(「自称」とのこと)、業は経営コンサルタントという1972年生まれの黒田一樹さんだ。写真を見ると、行動力を感じさせる精悍なお顔である。 「私鉄王国」と呼ばれるようになった由縁はこんなことらしい。 まず、東京の私鉄は、環状に走る

    個性派が勢揃い 『すごいぞ! 私鉄王国・関西』 - HONZ
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