日本テレビ系「笑点」の大喜利メンバーとしても知られる落語家三遊亭円楽(さんゆうてい・えんらく)さん(本名会泰通=あい・やすみち)が30日、肺がんのため亡くなった。72歳。葬儀は近親者で執り行い、後日、お別れの会を行う。 8月下旬に軽度の肺炎で入院したが、所属事務所によると軽快し肺がんの治療を再開したばかりだった。 ◇ ◇ ◇ 毒舌と腹黒キャラでお茶の間に親しまれた円楽さんの晩年は、病との闘いだった。18年に初期の肺がんで手術を行い、19年には脳腫瘍が見つかった。今年1月には脳梗塞を発症し5月まで入院した。 リハビリ中だった円楽さんは8月12日、国立演芸場の8月中席で203日ぶりに高座復帰した。涙をぬぐいながら「みっともなくてもいい。死ぬまでやります」と宣言、大きな拍手を受けた。 中席10日間のうち4日間出演、同20日の千秋楽で「目薬」を口演したのが最後の高座となった。車いすでハンド
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