2008年を振り返ると、自作業界もご多分に漏れず、どこか元気の無い話題が際立ったように感じた人は多いのではないだろうか。年末にかけての円高で、海外輸入が主なPCパーツの値頃感に期待しつつも、業者間でしのぎを削る価格競争は「大丈夫なんですか?」と疑問に感じてしまい、どこか遠慮がちな歓迎になったのは筆者だけではないはずだ。前途多難な2009年を憂いつつ、少しでもPC本来のテクノロジー面で心躍る製品が生まれることを切に願うわけであります。 そんな中、2008年度の“自作番付”で横綱クラスに位置したのは“SSD”とインテルの“Atom”ではないだろうか。 前者のSSDは普及価格帯になったことで一気に人気が上昇。後者のAtomは爆発的ヒットから一気にシェアを伸ばしたネットブックの存在が大きく、家電系大型量販店に大手PCメーカーを差し置いて一等地に陳列されている様子は、自作ユーザーに少なからず衝撃を与