新潟市西区の小学2年の女児(7)が殺害されて線路に遺棄された事件で、新潟県警が、現場に近い線路脇の柵から複数の指紋を検出していることがわかった。県警は、遺棄に関わった人物が線路に侵入する際に付着させたものが含まれる可能性もあるとみて慎重に調べている。 捜査関係者によると、指紋が検出されたのは、JR越後線と、女児の自宅近くの道路を隔てる高さ1・3メートル前後の柵。線路上で遺体が見つかった7日午後10時半ごろの前後は雨だったが、指紋は水で流されずに残っていたという。 県警は、何者かが柵を乗り越えたりくぐったりして線路内に侵入し、遺体を置いた可能性があるとみている。これまでに、遺体発見現場から約300メートル離れた場所まで範囲を広げて証拠類を収集。手袋などをして現場に侵入すれば指紋は残らないが、県警は採取した指紋の中に事件につながるものがないか、慎重に選別を続けている。 捜査関係者によると、女児