印刷 関連トピックス原子力発電所小沢一郎 中堅ゼネコンの水谷建設(三重県桑名市)が、会社更生手続きの開始を申し立てられ、大阪地裁が保全管理命令を出した。申し立てと命令はいずれも1日付。同地裁が選任した保全管理人の弁護士によると、8月に解任された水谷紀夫・前社長が、債権者の立場で手続きの開始を申し立てた。申立書によると、負債総額は約353億円、債権者は約500人という。 同社は、小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる土地取引事件の元秘書への判決の中で、「計1億円の裏金を元秘書に渡した」と認定されている。 帝国データバンクによると、同社は公共事業削減の影響で、2011年8月期は約2億4600万円の赤字だった。東日本大震災後は、福島第一原子力発電所内への土砂搬入をゼネコンから下請けしていた。 保全管理人によると、申立書では同社について「資金の借り換えを断られたり、預金を凍