クリックして拡大する 12日、韓国・ソウルで、韓国政府に放射性物質を含む雨などに関する迅速な情報公開を求めるデモに参加した人々(ロイター) 東京電力福島第1原発の事故が、国際評価尺度(INES)で旧ソ連のチェルノブイリ原発と並ぶ最悪のレベル7に引き上げられたことを受け、12日夜に記者会見した東電の武藤栄副社長は「今回の事故とは相当違う」と、あくまでも二つの事故レベルが異なるとの立場を崩さなかった。 評価レベル引き上げ後、経営陣として初めて会見に臨んだ武藤副社長は「重く受け止めている。ご心配、ご迷惑をお掛けし申し訳なく思う」と淡々とした表情で謝罪。「収束に向けて全力で取り組みたい」と述べた。 武藤副社長は、これまで東電が、チェルノブイリのような事故は日本の技術では起こらないと広報してきたことを指摘され「原子炉全体が暴走し、大量の放射性物質を短時間で放出したチェルノブイリ事故と比べ、今回は放出