2020年10月、アッシジで行われたカルロ・アクティスさんの列福式の様子/Vatican/Getty Images (CNN) カトリック教会が、イタリア人のカルロ・アクティスさんをミレニアル世代(1980~90年代生まれ)で初の聖人に列する見通しとなった。生前のアクティスさんはコンピューターに関して天才的な技術を発揮し、「神のインフルエンサー」の異名を取った。 フランシスコ教皇は、アクティスさんが起こしたとされる二つ目の奇跡を認めた。ゲーマーでありコンピュータープログラマーでもあったアティクスさんは2006年、白血病のため15歳で死去。20年には、一つ目の奇跡を認められて「福者」に列せられていた。次の段階の聖人に列せられるには、本人の名で奇跡をもう一つ起こす必要があった。 生前のアティクスさんはコンピューターの技能を駆使してカトリックの信仰を拡散。奇跡の歴史をたどるウェブサイトを開設する