10月22日は、衆院選の投開票日——。そして、今日はその前日だ。 これから当日にかけて、インターネットでも「若い人は投票に行こう!」「行かないのはだめだ!」といった意見があふれるだろう。 《うーん、いつものことですよね。 投票は大事だ、大事だと上から目線でお説教をする人が出てくるんですけど、とにかく行けというだけで、その先がないんです。 投票は「権利」なので、使うかどうかはあくまで個人の判断。他人に行動を促すなら、説得が必要でしょ?》 そう問いかけるのは、政治学者の吉田徹さん(北海道大学教授)だ。だいたい、と続ける。 投票するか、しないかの裏にあるいろんな考え《投票するか、しないかにはいろんな考えがあります。ぱっと思いつくだけでも、4パターンにわけられる。 ① じっくり考えて投票する人 ② じっくり考えて投票しない人 ③ あまり考えないで投票する人=支持政党が決まっている ④ あまり考えな