自業自得という言葉がある。 例えば、普段まったく努力をせずに怠けている人が、大きな転機で全く成果を出せず不幸になったとする。 勉強していない人がテストで点を取れず留年したとか、怠けてばかりいる人が大きなミスをしてクビになったとか、そういったパターンだ。 その場合、その人に対して「自業自得だからね」という言葉が出てくるだろう。 つまり、努力を怠った人が悪い、その結果は当然、という考え方だ。 もちろんまったくもってその通り、おっしゃる通りなのだが、僕自身、最近になってこの言葉に違和感を持つようになった。 この言葉は、「努力と成果」「勉強とテスト」のようにある程度は関連性のある事象で使われることもあるが、時には全く関係ないと思われる事象にも使われることがある。 粗暴で普段から人を人とも思わないような行動をとるいわゆるクズな人が事故にあって死んだとしよう。 その場合、普段からひどい人だったからね、