中学校の日。 午前中、主任がやってきて、ある先生から今回入れた新刊について意見が出たので、カウンター内に置いておいてほしいと伝えられた。 とある魔術の禁書目録(インデックス) (電撃文庫) このシリーズは中学校の図書館の蔵書として、文章表現やストーリーに問題があるのではないかと言われたとおっしゃる。 ああ、きたか。 先週、あんなに生徒達が喜んだというのに。 元々、生徒からのリクエストがあって、図書委員が選書に加わって(ラノベは主任も相方さんも私もよくわからない)、ふるいにかけて発注したのだが。 昼休みは大変だった。 図書委員長がちょうど当番だったので、インデックスにクレームがついたと話したら、血相かえて、 「インデックスがダメならラノベは全部ダメですよ。シャナなんて絶対ダメ」 と言って、シャナまで片付けてしまい、主任を探しにいって、なぜダメなのか聞いていた。 主任も他の先生に言われただけで