ブログ、と言う不思議な名前の人が書いた文章を読んだ。 増田みたいに個人的な文章が綴られた、小さな日記。 最初は映画の助監督、と言う変わった職業に惹きつけられて。 そのうち忙しい仕事の支えが恋人とか、すっぽかされたデートの話とか、かつての自分にも重なるような話が出てきて、ほろ苦い気分になった。 続きが読みたいです、と小さなメッセージを送ったけれど、私が惹きつけられたのは恋人たちの行く末ではなく切り取られた断片で。 だからこの話の続きを読むより、いつかこの人の撮った映画が見たいな、と思った。 映画館のスクリーンで、リビングのテレビで。 この人の感じた切なさや苦しさ、恋した人の横顔が、映画に解かされているといいな。そんなふうに思う。 たぶん私は気がつかないけれど、それでもいつか。 ブログ — 恋愛と映画 誰かの心が揺れ動いた話を読むと、私の心も揺り動かされる。 私には、書いた人の目に映る本当の情
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