南陽市在住、第三回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家の 深町秋生さんが、毎回、独自の視点で気になる漫画・お勧めのコミックをセレクト! 「ハルク、一番ひもじい! ミュータント、ハルクのエサ!」(ハルク) 「僕はMJを食べてしまった…伯母さんもだ! なぜあんな…」(スパイダーマン) 「生きたまま貪り喰われるのはいい気がせんだろう。だが、君に約束する。潔く降伏すれば苦しまずに死なせてやると」(キャプテン・アメリカ) 映画『アベンジャーズ』がおもしろかったので、今年邦訳されたウルトラ問題作『マーベルゾンビーズ』(ヴィレッジブックス ロバート・カークマン作 ショーン・フィリップス画 市川裕文・石川裕人・御代しおり訳)を読んだ。 アメコミ映画の隆盛で、スーパーヒーローたちのイカした活躍が日本でも、どんどん知られるようになった。しかし、そんな大いなる功績を全部帳消しにするかのように、ゾンビ化