町山智浩が10代のころにテレビなどで観たという、様々な「トラウマ」を刻み込んだ25本の映画をキャッチーな語り口で紹介するある種のガイド本。 目録は以下の通り。 1 「消えた旅行者」は存在したのか?――『バニー・レークは行方不明』 2 孤高の鬼才が描く、アイドルの政治利用――『傷だらけのアイドル』 3 人間狩りの果てに言葉を超えた絆を――『裸のジャングル』 4 『エクソシスト』の原点、ルーダンの悪魔祓い――『肉体の悪魔』 『尼僧ヨアンナ』 5 世界の終わりと檻の中の母親――『不意打ち』 6 ハリウッド伝説の大女優、児童虐待ショー――『愛と憎しみの伝説』 7 少年Aが知らずになぞった八歳のサイコパス――『悪い種子』 8 あなたはすでに死んでいる――『恐怖の足跡』 9 奴らは必ずやって来る――『コンバット 恐怖の人間狩り』 10 初体験は水のないプールで――『早春』 11 古城に吠える復讐の火