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2013年3月9日のブックマーク (2件)

  • 酔って、ラリって、操縦して『フライト』 - シン・くりごはんが嫌い

    『フライト』鑑賞。ロバート・ゼメキス久々の実写映画。久々の実写映画って…… 高度3万フィートで飛行機にトラブルが発生。機転をきかせて飛行機を不時着させ、乗客の命をほとんど守り、奇跡のフライトを成し遂げた機長。ところが彼はフライトの前にコカインをキメ、さらに酒も飲んでいた……というのがあらすじ。 映画的な山場が前半の方にあり、その後の経過をしっかり描くという意味では同監督の『キャスト・アウェイ』と似ており、あれの無人島に行かない版という感じ。飛行機にトラブルが発生し、なんとか不時着させるというハリウッド映画ならではのプロットだが、これが事実に基づいていたというのだから驚く*1。 さて、予告編を観る限りは『フォレスト・ガンプ』系の感動大作のようにも見えるが、なんとこの作品。とんでもなく品性下劣なハイテンションムービーであり、あまりのすさまじさに笑ってしまうほどである。実際ギャグとして撮ってるシ

    酔って、ラリって、操縦して『フライト』 - シン・くりごはんが嫌い
  • ロックンロール・アルマゲドン 『フライト』- ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    『フライト』鑑賞。 ホテルの一室、並ぶカラの酒瓶、全裸のラテン美女、白いライン……作はそんな怠惰を絵に書いたような風景で始まります。タイトルの『フライト』が意味するのは、パイロットである主人公ウィップ・ウィトカーが見まわれる飛行機事故の「フライト」であり、常用するコカインでシャッキリポンと飛びあがるように高揚する「フライト」、山積する問題から目をそむけて酒飲んで現実逃避の“高飛び”を意味する「フライト」でもあります。 作は飛行機の故障による事故を神業のようなテクニックで最小限にい止めたパイロットが、その事故調査により自身の飲酒癖、ドラッグ常用を見つめ直すという話です。 キリスト教に限らず宗教は道徳的な側面を持っています。慎ましく品行方正に生きていれば心やすらかに生活出来て、死んだら天国で永遠にほがらかに生活できますよ!と。対して悪魔は徹底して現世利益を追求し、瞬間の幸せのため後先なん

    ロックンロール・アルマゲドン 『フライト』- ゾンビ、カンフー、ロックンロール