(※私と放電) 物事には必ず「終わりの時」がやってくる。 そんな事はわかっている。 それなのに、なぜ、人はその「時」を悲しんだり恐れたりするのだろうか。 それはそのタイミングを、自分で選ぶ事が出来ないからなのかもしれない。 「まだ終わってほしくない」 「まだ終わりたくない」 「まだ終わるわけにはいかない」 そんな個々の願いは、いつだって無残に打ち砕かれる。 命もまた然り。 いつかは必ず終わるものだけれど、往々にしてその「時」を選ぶ事が出来ない。 誰かに残されてしまう事や、誰かを残してしまう事。 それはときに、自分自身の死よりもつらいのではないかと思う。 しかしもしも、もしも誰一人残る者がいないとしたら? 「終わりの時」がいちにのさん、で、この地球上に一斉に訪れたとしたら? それはもしかすると、これ以上ないほどの完璧なハッピーエンドなのではないのだろうか。 という、ネガティブシンキングが1周