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2008年6月5日のブックマーク (2件)

  • Economics Lovers Live:ノーベル経済学賞予想(続き)とアルバート・ハーシュマン

    考えてみるとノーベル経済学賞もいろいろ問題を抱えているのは明白で、経済学歴史に主義主張を超えて影響を与えた人たちの多くをいままで無視してきているのも事実ではないでしょうか。 特に旧世代に属するような人たちで、日のブログ世界でもなじみ深い、コルナイ、ハーシュマン、マランボーなどは現時点でも十分受賞してもおかしくないでしょう。特にハーシュマンの「離脱ー発言モデル」は、一時期のミルトン・フリードマンに代表される市場の競争メカニズム(一例としての教育ヴァウチャー制)に対抗する原理の位置から、ハーシュマン自身も認めているが「離脱ー発言モデル」は市場の競争メカニズムと相互補完的なものとして近年では捉えられてきているだけに重要性がより増しているように思える。 離脱・発言・忠誠―企業・組織・国家における衰退への反応 (MINERVA人文・社会科学叢書) 作者: A.O.ハーシュマン,Albert O.

    Economics Lovers Live:ノーベル経済学賞予想(続き)とアルバート・ハーシュマン
  • アルバート・ハーシュマン(矢野修一訳)「離脱・発言・忠誠−企業・組織・国家における衰退への反応−」 - 備忘録

    離脱・発言・忠誠―企業・組織・国家における衰退への反応 (MINERVA人文・社会科学叢書) 作者: A.O.ハーシュマン,Albert O. Hirschman,矢野修一出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2005/05/01メディア: 単行購入: 7人 クリック: 164回この商品を含むブログ (34件) を見る第1章 序論と学説的背景 人間社会は、生存維持水準を上回る余剰の存在によって特徴付けられ、こうした余剰が存在するからこそ、社会の進歩においてかなりの衰退を甘受してきた。これは、生産性を向上させ、自らを取り巻く環境を支配するようになったことと無縁ではない。ところが、完全競争モデルでは、それぞれ孤立する個別企業は全体的にぎりぎりの状態にあり、その結果、僅かな過ちが破滅にいたる。厳しい緊張経済のイメージが、経済分析において特権的地位を占める。 永続的緊張経済という伝統的モデ

    アルバート・ハーシュマン(矢野修一訳)「離脱・発言・忠誠−企業・組織・国家における衰退への反応−」 - 備忘録