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2022年7月4日のブックマーク (4件)

  • 「チマ・チョゴリ切り裂き事件」の自作自演説についての検証 - 電脳塵芥

    1994年の北朝鮮の核疑惑にまつわる報道により、その年の4月14日から「チマ・チョゴリ切り裂き事件」とでもいうべき事象が発生します。で、この事件については主に極右方面から総連による自作自演説というものがごく一部とはいえ存在します。中々この事件については事件の実態、つまりは分かりやすい犯人の逮捕報道がない、及び極右による嫌韓感情からそういった「説」が流れるわけですが、今回はこの「チマ・チョゴリ自作自演説」について書いていきます。 自作自演説のネタ元 自作自演説のネタ元と言えるものは2つ存在しており、まず一つ目はルポライターきむ・むい氏の記事『「チマ・チョゴリ切り裂き事件」の疑惑』です。こちらは雑誌『宝島30』の1994年12月号に掲載された記事であり、例えば『マンガ嫌韓流』や井沢元彦氏はこれらを基にして暗に自作自演ではないかという論を展開しています。しかしながら、この記事は「チマ・チョゴリ切

    「チマ・チョゴリ切り裂き事件」の自作自演説についての検証 - 電脳塵芥
  • ハンス-ヨアキム・ボス他「ヒトラーのためのボーリング:極めて密な人間関係・熟議が、民主主義を崩壊させナチスの台頭を招いた可能性」(2013年8月5日)

    ワイマール共和国の崩壊は、残忍なナチス政権を誕生させ、世界史の転換点となった。論文では、ワイマール共和国での社会関係資(ソーシャル・キャピタル)に関する通説〔民主主義による個人主義と共同体の崩壊がナチスを誕生させた〕に反して、人々が深く繋がりあった社会が良くない結果を招く可能性について論じる。 Bowling for Adolf: How social capital helped to destroy Germany’s first democracy Posted by Hans-Joachim Voth, Nico Voigtländer, Shanker Satyanath 05 August 2013 ワイマール共和国の崩壊は、残忍なナチス政権を誕生させ、世界史の転換点となった。論文では、ワイマール共和国での社会関係資(ソーシャル・キャピタル)に関する通説〔民主主義による

    ハンス-ヨアキム・ボス他「ヒトラーのためのボーリング:極めて密な人間関係・熟議が、民主主義を崩壊させナチスの台頭を招いた可能性」(2013年8月5日)
  • まだまだ止まらない「弁護士法72条」センセーション - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

    AI契約書審査サービス」と弁護士法72条の関係をめぐる法務省の回答が、ハチの巣を突いたような大騒動をもたらしたのは今月の初めのことだった。 k-houmu-sensi2005.hatenablog.com その後、「弁護士法72条と抵触しない形でのAIを利用した契約業務支援サービス構築が可能であること」を強調した松尾剛行弁護士の論稿*1が公表されたことなどもあって事態は沈静化しつつあるが、法務界隈では古くて新しい”脅威”である弁護士法72条文のインパクトを改めて思い知らさせる事象だったことは間違いない。 そして、あの回答が掲載された法務省の「弁護士法(その他)」のページに再び「産業競争力強化法第7条2項の規定に基づく回答について」として、令和4年6月24日付の、新しい2件の回答が掲載されたのだが、そのうちの1件*2ときたら・・・。 3.新事業活動に係る事業の概要 ⑴ 新事業活動等を行う

    まだまだ止まらない「弁護士法72条」センセーション - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~
  • 「敵を批判する」というスタイルの論文はどういう場合に「失敗」するか? | Theoretical Sociology

    先日、大学院生の論文指導をしていて「え、こんな当たり前のことがわかってないの?」と驚くことがあったので、念のために書いておく。 「敵を批判する」というスタイル 私も若いころ似たようなアドバイスを何度も聞いたことがあるのだが、 もっと、論敵をはっきりさせたほうがいいよ。その敵をしっかり批判すれば、何が言いたいのか、自分の主張がはっきりするし、その研究を乗り越えていることがはっきりするので、オリジナリティも示せるから。 といった感じのアドバイスをする社会学者が今でもけっこういるらしい。しかし、私自身は自分の身分が安定するまで論文の中で敵を明示したうえで批判するということはしてこなかった。身分が安定した後も、ほとんどそのようなことはしていないと思う。口頭で悪口を言うことはたまにあるのだが、論文の中では特定の研究を攻撃することは避けている。それは攻撃型の研究は、研究成果の平均的な評価を引き下げる恐

    「敵を批判する」というスタイルの論文はどういう場合に「失敗」するか? | Theoretical Sociology