『宮本常一が撮った昭和の情景』上巻、170頁、asin:4620606391 これは宮本常一が昭和37(1962)年夏、山口県萩市見島の宇津で撮影したもの。「漁網の上でうたた寝をする男の子。海の子はこうして育つ」というキャプションが添えられている。見島とは山口県の日本海側にある絶海の孤島。宇津は古くから北前船の寄港地として知られている漁港。地図ではここ。 大きな地図で見る この写真を「微笑ましく」感じたという佐野眞一は、宮本常一が調査に入ってから40年後の2000年の冬に宮本が撮影した人物を探しあてることをひとつの目的に見島に渡った。そしていい親父になった「海の子」にいわば再会する。 宮本常一が見た日本 (ちくま文庫) 作者: 佐野眞一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/05/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (9件) を見る 佐野眞一『