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2011年1月30日のブックマーク (1件)

  • 三島由紀夫の「素面」 - qfwfqの水に流して Una pietra sopra

    藤田三男さんは河出書房の編集者時代に三島由紀夫のを何冊も手がけていられる。編集者として見た三島由紀夫の「素面」を書きとめた文章は、装丁を手がけたの書影とともに『榛地和装』『榛地和装 終篇』の二冊の著書に収められているけれども、なかでも印象深いのは自裁した1970年夏の三島の表情をとらえた一文で、三島は現今の文壇の沈滞に呪詛の言葉を投げかけ、ノーベル賞の受賞を逸した原因について語り、執筆中の「豊饒の海」が完結してもなんの話題にもならないだろうと悲観をこめて予見したという。 「すでにこの時、一個の文学作品が文壇において評価されいかに問題にされようと、その事自体に「欠伸をして」いる三島由紀夫がいた。三島さんの底知れぬ焦立ちと荒廃を感じ、私はただ黙って聞いていた。」*1 と藤田さんは書いている。あらゆることに絶望し、絶望した涯にあらゆることに倦んだ一人の天才がここにいる。すでに長く生き過ぎ

    三島由紀夫の「素面」 - qfwfqの水に流して Una pietra sopra
    namgen
    namgen 2011/01/30
    いいようもない、が。実録モノ。