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2011年2月4日のブックマーク (2件)

  • 岬の先をゆく孤立がことばの遠さとなっている - M’s Library

    namgen
    namgen 2011/02/04
    反射鏡を手に、岬の延長をゆく船を見送れば/眠れる夜の夢をみる猫が鳴いている/反射鏡を手にすれば死後を泣ける/鋏を手にすれば死後を泣ける
  • 約束のない再会の雨が降る

    母がいっしょにべようといって鯛の刺身を冷蔵庫から取り出す。きっとスーパーでこの刺身を見たときに、わたしにべさせようと思って手をのばしたのだろう、自分がべたいのではなく、と思った。ほんとうは自分がべたいだけで、それをだれかにべさせたいという口実で買ったといった人間的な解釈がほしかったのに、ここには動物的な、子どもに餌を与えるといった純粋なメカニズムに近いものが機能しただけだった。いざべ始めると(案の定)母は、自分は一切れでいいと言い出す。わたしは満腹だったのである。 ここ二日ほど母の作った赤飯をべている。母はむかしから赤飯が好きだったのではないかと突然気づく。むかしというのは、もしかしたら子供の頃からということで、子供の頃から変わらずに持ち続けるものはひとつの奇蹟というほかなく、そこには奇蹟的な出会いがあったからにほかならない。たかが赤飯にすぎないものとの奇蹟的な出会いを思うと

    namgen
    namgen 2011/02/04
    『たかが赤飯にすぎないものとの奇蹟的な出会いを思うと、時代の哀しさに行き着く。』