書く書くといって放置していた核ネタの最後のネタである。ちなみに、北朝鮮の核実験は華麗にスルーする予定なので、その辺を期待してる方には申し訳ない ソースは失念したのだが、2年ほど前に松浦晋也氏が日経BPに書いた、日米の宇宙開発当局が宇宙用原子炉の開発で提携したと言う話を最近読んだ。どうも、松浦氏は軍用原子炉の需要が減少している事実に着目し、宇宙用原子炉の共同開発が、原子炉産業の振興と、開発費を日本が一方的に負担させるためのものではないかという疑念を抱いているようだった のっけからアレなのだが、そもそも原子炉とは何だろうか? 原子炉とは、核分裂反応を人為的に制御する機構がついたものであり、原子力電池や自然原子炉とは大きく異なるものである。原子力電池は、アイソトープが自然崩壊する過程で出る熱や放射線を、半導体素子で電力に変換するもので、制御機構がない(だから電池)。自然原子炉は、地中のウラン鉱石