セキュリティソフトメーカーの米Exploit Prevention Labsは2007年4月25日(米国時間)、米グーグルが提供する広告サービス「アドワーズ」を悪用した新たな攻撃を報告した。攻撃者が出稿した広告のリンクをクリックすると攻撃サイトに誘導され、ウイルスを勝手に仕込まれる恐れがあったという。 Exploit Prevention Labsの情報によれば、攻撃者は「Better Business Bureau(米商業改善協会)」や「cars.com」といった実在する組織やWebサイトをかたって偽の広告を出稿。広告中には、Better Business Bureauやcars.comの正規のURL(www.bbb.orgやcars.com)が表示されるものの、実際には攻撃者が用意したWebサイトにリンクされている(図1)。このため、アドワーズで表示されたこれらの広告リンクをユーザーが