人にそれぞれ性格があるように、才能にもタイプがあります。 自分の才能はどのタイプかを考えることは、才能を伸ばす上で大きなヒントとなります。 今回は作家の作風や才能について、考えてみました。 ちなみに完全に、独断と偏見に基づいています。 職人型 読み手の存在を意識し、楽しませることを第一と考えるいわばプロ型。 小説とは読者の心の隙間をささやかな楽しさで、埋めるためのものと考えている。 物語に難しい思想などは組み込まず、エンターテイメントに徹した物語を書くことが得意。 多作な人が多いのもこのタイプ。 娯楽が多様化して、読書に大幅な時間と集中力を費やすことがなくなった現代で、一番需要があり、売れやすいタイプである。 アガサ・クリスティ (代表作:「そして誰もいなくなった」「アクロイド殺し」) 「ミステリの女王」。職人型の鏡。 「飯を炊くように、ミステリが書けるのではないか」 とは、推理評論家の瀬