米、AIG救済額15兆円超に拡大2008年11月10日22時21分印刷ソーシャルブックマーク 【ニューヨーク=丸石伸一、都留悦史】経営難で米政府の管理下に入った米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は10日、米当局と救済策の見直しで合意した、と発表した。公的資金400億ドルの資本注入や不良資産の買い取りを実施し、当局の支援総額を従来の1228億ドル(約12兆2800億円)から最大1525億ドル(約15兆2500億円)に拡大した。米政府による公的資金注入策が保険会社に適用されるのは初めて。 AIGは同時に、7〜9月期決算が244億7千万ドル(約2兆4470億円)の純損失で、4四半期連続の赤字だったと発表した。 AIGが米財務省や米連邦準備制度理事会(FRB)と新たに合意したのは、AIGが持つ住宅ローンを担保にした証券化商品などを買い取る2機関の設立。ニューヨーク連銀が計