成田空港では、到着ゲート近くに体温を測定するサーモグラフィーを設置、メキシコからの搭乗客らを検疫所の職員(右端)が検査した(25日午後)=安川純撮影 メキシコや米国で豚インフルエンザが人に感染した問題は、国内にも影響が及び始めた。 25日午後、メキシコから帰国した人は空港で戸惑いの表情をみせ、旅行会社ではツアーを中止する動きも出ている。厚生労働省は同日夕、電話相談窓口を緊急に設置し、「正しい情報に基づいた冷静な対応を」と呼びかけた。 ◆成田空港◆ 午後5時半ごろに成田空港に到着したメキシコ発バンクーバー経由の日航機には、メキシコからの78人を含む385人の客が搭乗していた。発熱者を見つけるため、普段は検疫所にあるサーモグラフィーを、この日は到着ゲートにも設置して同機の乗客を重点チェックしたが、発熱者はいなかった。せきなどの症状があれば医療機関での受診を呼び掛けるチラシも配った。 仕事でメキ