好天は期待できないドイツの冬は、伝統的にブンデスリーガでもボールが一休みする時期である。2013−14シーズンも前半戦が終了し、順位表を一目見るだけで、ここまでの17節の動向を知ることができる。バイエルン・ミュンヘンがリーグを席巻し、わずかに2試合で引き分けたものの、無敗を保って首位に立っている。ドルトムント(4位)とシャルケ(7位)は、負傷者に泣かされて調子を落とした。一方で、ボルシア・メンヘングラードバッハ(3位)と昇格組のヘルタ・ベルリン(6位)は驚きの躍進を果たし、後者は一時トップ4に入り込んだ。アウクスブルク(8位)とマインツ(9位)も、ポジティブな形で新聞の見出しを飾った。 では、日本からやって来た助っ人たちは、どんなシーズン前半戦を送ったのだろうか。今回は「サムライ」と呼ばれる日本代表の選手に焦点を当てて、シーズン前半戦を振り返ってみよう。 岡崎慎司は、シュツットガルトからマ