東京証券取引所に上場する企業の2015年3月期決算発表が11日、ピークを越えた。円安や堅調な米国経済を背景に、自動車や電機など輸出企業が業績を拡大し、大幅増益を達成した。昨年4月の消費税増税で落ち込んだ消費の回復が遅れる中、訪日外国人客の増加が景気を下支えした。16年3月期は、海外経済の先行きに不透明感も漂うが、主要企業の賃金引き上げで消費の緩やかな回復が期待され、増益基調が続くと予想される。 ◇自動車がけん引 時事通信社の集計によると、11日までに開示された東証1部638社(金融を除く)の15年3月期の連結決算は、売上高が前期比4.1%増、経常利益が10.8%増と増収増益となった。 自動車は好調な米国市場に円安進行の追い風を受け、トヨタ自動車、富士重工業、マツダなどが最高益を更新した。トヨタの豊田章男社長は「グループ一丸の原価改善や、為替が円安方向で推移したことで利益を確保できた」
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