西アフリカのシエラレオネで、700カラットを超える世界有数の大粒のダイヤモンドの原石が見つかり、発見した牧師が道路や電気の整備に使ってほしいと政府に届け出たため称賛されています。 原石はシエラレオネ東部の鉱山で、採掘許可を持つ地元のキリスト教の牧師が発見し、今月15日、道路や電気の整備に使ってほしいと大統領府に届け出ました。 シエラレオネでは、2002年まで10年以上続いた内戦で、武器の調達を目的に反政府勢力によるダイヤモンドの密売が横行し、内戦で数万人が犠牲になったことから「血塗られたダイヤモンド」などと呼ばれました。 今も政府の課税を逃れるため採掘者による密売があとを絶たず、政府が取締りを強化しているということです。 原石を受け取ったコロマ大統領は、牧師が密売しなかったことに感謝を述べるとともに、数億円の価値が見込まれる原石を今後オークションで売却し、売却益の一部を牧師に還元するととも