この博物館では、毎年、近くの蔵元がその年仕込んだ新酒を初めて搾る「初上げ」の日に酒林を飾りつけていて、30日は6人がかりで作業をしました。 竹で編んだかごに杉の葉を差してつくる酒林は、はじめは青々としていますが、年が明ける頃には茶色くなります。この時期と、寝かせた新酒が熟成しておいしくなる時期とがほぼ重なるとされていて、この蔵元は12月中旬から新酒を売り出すということです。 10年前から、蔵本で酒林づくりを担当している阿部大輔さんは「酒がおいしくなるよう思いを込めて酒林も作ったのでぜひ見に来てほしい」と話していました。