ロシアのラブロフ外相は23日、アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフを巡る紛争は「おおむね解決した」と述べた。イランの首都テヘランで開かれたロシア、イラン、アゼルバイジャン、アルメニア、トルコの各国外相が参加した会議後、記者団に語った。 ラブロフ氏は「両国はナゴルノカラバフがアゼルバイジャン領だと合意した」と明らかにし、ロシアが平和条約締結や国境画定に向けた調整役を果たしているとアピールした。 各国外相は会議でパレスチナ自治区ガザ情勢も協議。紛争の平和的解決や相互の主権尊重をうたう共同声明を発表し「民間人を標的とする行為の即時停止が必要だ」と指摘した。ラブロフ氏はロシアは人質や人口密集地の封鎖に反対すると述べた。(共同)