名古屋大大学院医学系研究科の学生が2020年3月、同大付属病院で研修中に患者2人の個人情報を含む電子カルテを撮影し、写真を交流サイト(SNS)に投稿していたことが分かった。別の患者の手術中の様子を撮影した写真も投稿していた。名古屋大病院がホームページで公表し、関係者に謝罪した。 同大によると、学生は患者2人の氏名や入院診療科、作成日時が分かる電子カルテのパソコン画面を撮影し、複数枚の写真をSNSに投稿した。学生には電子カルテを閲覧できる権限が与えられていた。また、カルテの患者とは異なる患者の手術中の写真も投稿していた。