リオデジャネイロ(CNN) ブラジル北部アマゾナス州の捜査当局は、「視聴率アップ」を目的に殺人を命令していたとして、州議会議員で元テレビ司会者のウォレス・ソウザ容疑者を逮捕したと発表した。同容疑者はこのほか、麻薬密輸や武器の違法所持などの容疑もかけられている。 警察によると、ソウザ容疑者に関わった15人も逮捕されたが、逮捕者には警官や警察幹部も含まれていたという。 ソウザ容疑者は警官だった20年以上前に、燃料の盗難事件に関わったとして解雇された。その後、州議会議員に当選していた。また、警察テレビ番組「カナル・リブレ」の司会者としても知られている。 調べによると同容疑者は番組「カナル・リブレ」の人気を高めるため、自身が指揮を執るギャング組織に対し殺人を命令。現場に、番組スタッフを急行させることで、「臨場感ある番組」を製作していた。 ソウザ容疑者のギャング組織は、少なくとも6件の殺人事件に関わ