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ブックマーク / www.sinseihikikomori.com (2)

  • 人生において乗り越えるべき壁なんて無い。

    人生には乗り越えるべき壁があると言う人は、自分で壁を作っているだけだ。自分の為に一生懸命に壁を作り、またある時は他人の為にせっせと精を出して壁を作る。彼ら壁作りに精通した人達は、自らで精魂込めて作り上げた立派な壁を指さして、「ほら、乗り越えるべき壁だ!」と誇らしげに言うのである。人生には壁など無い。誰かが壁を作らぬ限り、強いては自分で壁を作らぬ限り、壁なんてない。世界には壁を作るのが大好きな人が大勢居て、道行く人に声をかけては、懇切丁寧に壁の作り方を教えてくれる。連中は見知らぬ誰かを壁職人に仕立て上げようと、そのチャンスを探し続けている。壁を作る事は彼らの誇りであり、壁を作ることは彼らの生き甲斐なのだ。しかし、壁など無い。人生には壁など無い。人生とは、乗り越える場所など存在しない、どこまでもなだらかに続く地平である。 そこを歩き続ける気力と体力さえあれば、どこにでも行ける。どこまでも行

    nana_07
    nana_07 2015/06/05
    「人生とは、乗り越える場所など存在しない、どこまでもなだらかに続く地平である。そこを歩き続ける気力と体力さえあれば、どこにでも行ける。どこまでも行ける。人生に壁を作る人とは、それに飽きた人である」
  • 余命。

    頭が痛いのは恐くない。それは骨の痛みであり、血管の痛みであり、肉の傷み、皮膚の痛みだ。僕は骨がどのようなものか知っているし、血が肉が、そして皮膚がどんなものかを知っている。それは毎日そこにあって、それを毎日目で見ている。大体のことは知っている。 心臓はそれらとは少しだけ違う。僕は心臓がどこにあるのかを知らないし、心臓が何をしているのかも知らない。頭が痛くないときに、僕の手はよく頭に触れるけれど、心臓が痛くない時に、僕は心臓に触れたことが無い。痛いときだって触れる事は出来ない。それどころか、心臓というものが存在している事すら知らない。 心臓を知る簡単な方法は、愛し合う人と抱き合うことだと、どこかで聞いたことがある。幸いにして僕はその方法を知らず、自らの体がい込むように心臓を強く刺す日を別にすれば、心臓を知らずに毎日を生きている。 ときどき心臓が痛くなるのはブログを書き始めるよりもずっと前か

    nana_07
    nana_07 2014/06/18
    「先延ばしにしたその先にまで、心臓が動き続けているという確信が無い」
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