私は石田三成が好きです。 一昔前は、嫌われ者であった石田三成。 おそらくそれは江戸時代に、徳川家が石田三成を悪者にすることによって、徳川が豊臣家を滅ぼしたことを正当化しようとしたのではないかと、私は思っています。 三成は豊臣大名の中で群を抜いて優秀でした。 そして人柄は、とにかく真面目。 「嫌われ者」だったみたいな描き方をしているドラマや小説も数多くあります。 しかし。 三成は「奉公人は主人より賜はる物を遣ひ、合はせて殘すべからず」という言葉を残しています。「名将言行録」より引用 「家臣は主君からの賜物をすべて使いきって奉公するものだ。」という意味です。 三成は自分の財産はすべて秀吉のために使う、人生を賭けて秀吉に尽くした男だったのです。 目次 石田三成という武将 三成と秀吉の出会い、お茶の逸話 三献茶の効用 ぬるいお茶 少しだけ熱いお茶 熱いお茶 『軍師官兵衛』での石田三成 石田三成と茶