食生活など生活習慣が同じなら、たいてい5年以内に再治療が必要になります。また、口の中は、温度差が激しい過酷な環境です。熱いお茶やラーメンは60度以上ありますし、アイスクリームはマイナス10度以下です。これだけで70度以上の温度差があります。金属は熱くなると膨張し、冷たくなると収縮します。 歯の主成分は、詰めた金属ほどは温度によって変化はしないので、温度による変化の少ない歯と変化の大きい金属との境目では、温度変化によるひずみが生じます。そのひずみができた場所で接着剤が剥がれるなどして、すき間にむし歯菌が入り込むのです。 しかも、前述したように、このすき間には、歯ブラシの毛先は入らず、歯ブラシでこすってもむし歯菌を取り除くことはできません。その結果、新たなむし歯ができやすくなります。 つまり、むし歯になったということは、むし歯菌によって酸が作られやすく、歯が溶けやすい環境ができているということ