冷凍カツオの水揚げ量日本一を誇る静岡県の焼津漁港で、カツオを盗んだとして地元の漁業協同組合の職員や水産加工会社の元社長らが逮捕・起訴された事件を受け、漁協が29日、記者会見を開き、組合長が「深くおわび申し上げます。長年にわたる不適切な行為が明るみになり、あってはならないことだと受け止めている」と謝罪しました。 今回の事件を受けて、焼津漁協は29日午後1時すぎから幹部らが出席して記者会見を開きました。 会見に先立ち、焼津漁協では、静岡県に内部調査の報告書を提出し、この中で長年にわたって職員が遊興費や飲み会の費用に充てるため魚を水産加工会社に渡して現金を受け取っていたことや、今回の事件以外にも漁協の競り人がカツオを抜き取って別の水産加工会社に渡し、見返りに金券を数回受け取ったと証言していることを明らかにしました。 記者会見で西川角次郎組合長は「多大なるご心配とご迷惑をおかけし、深くおわび申し上