鳩山由紀夫・民主党代表(右)を表敬訪問した崔天凱・駐日中国大使=4日、午後1時27分東京・千代田区の民主党本部で大西史朗撮影 民主党の鳩山由紀夫代表は4日、党本部で崔天凱駐日中国大使、権哲賢駐日韓国大使と相次いで会談した。両大使はいわゆる「A級戦犯」合祀(ごうし)を理由に靖国神社を参拝しないと公言する鳩山氏の歴史認識を高く評価しており、権大使は「鳩山氏の正しくバランスのとれた歴史認識を国民はよく知っている」と絶賛。鳩山氏は「日韓は一番近い2国間関係だ。歴史問題をしっかりと見つめる政権をつくり、より良い関係を築きたい」と応じた。 また、鳩山氏と両大使は、9月下旬に米ピッツバーグで開かれる金融サミットなどの機会で日中、日韓の首脳会談を行う方向で調整することで合意した。 会談で崔大使は、小泉純一郎元首相を念頭に「一時期の(日中)関係はかなりひどかったが、両国の『戦略的互恵関係』を作り上げていきた
日本が太平洋南方海域での大陸棚拡張を申請している国連の委員会で、中国が、申請の根拠となっている沖ノ鳥島(東京都)は「岩であり、大陸棚を設定する権利はない」として、公式に反対を表明していることが25日、分かった。中国の国連代表部が24日からニューヨークの国連本部で始まった大陸棚限界委員会に意見書を提出した。 中国は東シナ海で拡張の予備申請を行うなど海洋資源開発に高い関心を示しており、反対表明で日本の海洋権益拡大をけん制する狙いとみられる。 中国の国連代表部は意見書で「沖ノ鳥島には人間は住めず、経済生活は営めない。大陸棚を設定する、いかなる根拠もない」と指摘、多くの国が同様の懸念を持っており、委員会は日本の申請を取り上げるべきでないと主張した。(共同)
外国人研修・技能実習制度で来日した25〜38歳のベトナム人女性8人が20日、低賃金で不当な労働を強いられたなどとして、受け入れ先の福島県中島村の縫製会社「東栄衣料」などに未払い賃金や慰謝料など計約5300万円の支払いを求める訴訟を福島地裁白河支部に起こした。 訴えによると、8人は平成18年に来日してから約3年間、福島県の最低賃金を大きく下回る賃金で残業や休日労働などをさせられた。さらに、パスポートを取り上げられ、積立金名目で給与から毎月2万〜3万円を天引きされたため、逃げ出すこともできなくなった。8人は支払われた額と最低賃金の差額分や不当な労働への慰謝料を支払うよう主張している。 提訴前に福島市で記者会見した原告の女性は「3年間ほぼ休みなく働いたのに、給料は低かった。生活環境も悪く、まるで地獄だった」と涙を浮かべて訴えた。
世界貿易機関(WTO)の紛争処理小委員会(パネル)が12日、米国製の映画や音楽ソフトなどの流通に関する中国の国内規制はWTO協定違反と公表したことについて、中国商務省の姚堅報道官は17日の記者会見で、最終審に当たるWTO上級委員会に上訴する方針を明らかにした。 姚報道官は上訴の理由について「各国の歴史文化は異なり、それぞれの管理方式を採用するのが適当だ」と語った。 米国は、中国が輸入映画のDVDなどを国内で販売する場合、特定の国有企業にだけ輸入権を与えていると主張。こうした規制は外国企業に対する不当な差別だとして、2007年に提訴した。パネルの最終報告書は米国の主張に沿って、中国に改善を求めた。(共同)
弾道ミサイルに対処するミサイル防衛(MD)で、防衛省は15日、ミサイルを迎撃する地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を全国に拡大配備する方針を固めた。北朝鮮の脅威を踏まえ、対処能力を強化する措置で、追加の装備取得を平成22年度予算の概算要求に盛り込む。航空機撃墜用のPAC2運用部隊が混在する航空自衛隊の高射部隊はすべてPAC3化し、部隊の削減で合理化も図る。 PAC3は全国に6つある空自高射群のうち、3つの高射群への導入を計画していた。18〜19年度に首都圏をカバーする入間基地(埼玉)の第1高射群(高群)に配備を完了。20〜22年度には名古屋や大阪に展開する岐阜の4高群、九州北部を防護する春日(福岡)の2高群にも導入する。教育用として浜松(静岡)にも配備している。 この配備計画は、政治・経済の中枢機能が集中している主要都市を弾道ミサイル攻撃から守ることを最優先したものだ。残りの千歳(北海道
15日のPTI通信によると、インド映画界「ボリウッド」を代表する大スター、シャールク・カーン氏(43)が、米ニューヨーク近郊のニューアーク国際空港で入国管理局に2時間にわたり拘束される騒ぎがあった。 在米インド大使館の働き掛けで解放されたが、カーン氏は「屈辱だ」と憤りがおさまらない様子で、インドのメディアは、大スターへの不当な扱いとしてトップニュースで報じている。 カーン氏はインド独立記念日の行事に参加するため、米シカゴに向かう途中だった。名前が入管の要注意人物リストで引っ掛かったとみられ、係官は、「私は映画スターだ」と言うカーン氏を別室に連れて行き、米国訪問の理由をしつこく聞いたという。 カーン氏は「イスラム教徒の名前だから、米国に入国する時にいつも心配なんだ。わたしはテロリストには見えないはずなのに」と話した。(共同)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く