賞与カット響き…民間平均給与は429万6千円 下げ幅7万6千円で過去最大 (1/2ページ) 2009.9.25 22:27 民間企業に勤める人が平成20年の1年間に受け取った平均給与が、前年比7万6千円減の429万6千円となり、下げ幅は過去最大を記録したことが25日、国税庁の民間給与実態統計調査で分かった。給与の下落は2年ぶりで、平均給与額は18年前の低水準に一気に戻ったかたちだ。同庁は急速な景気悪化に伴う賞与の大幅なダウンが影響したとみている。 調査結果によると、昨年1年間の給与所得者は4587万人で、前年より45万人増加。一方、給与総額は前年比1兆5226億円減の197兆670億円となった。平均給与は平成9年の467万3千円をピークに年々下がっていたが、緩やかな景気回復を受けて19年は437万2千円と10年ぶりに増加していた。