民主党の鳩山由紀夫代表が、2020年時点での日本の温室効果ガスの削減目標を「1990年比25%減」と明言し、波紋が広がっている。この方針はマニフェストにも掲げられていたもので、「予定通り」とも言えるものだが、産業界からは早速、反発の声もあがっている。ところが、鳩山氏は、スピーチの場で「すべての主要国の参加による意欲的な目標の合意が、我が国の国際社会への約束の『前提』」とも発言。温室効果ガスを大量に排出している米国と中国が温室効果ガス削減に消極的とされる中、このままでは公約が「絵に描いた餅」になりかねない。 すべての主要国が参加しないと「目標実行しない」? 現段階で日本政府が公約している温室効果ガスの削減目標は、「2012年までに1990年比6%減」。ところが、現段階での日本の排出量は、すでに1990年比で9%増えているため、2年強で90年比15%減を削減しなければならないという厳しい状況に
【モスクワ=佐藤貴生】ロシアが7日、北方領土への日本側の人道支援を拒否する姿勢を打ち出した背景には、「ソ連崩壊以降の困窮状態を脱し、経済復興を成し遂げたロシアには、もはや支援は不要だ」という自負がちらつく。 石油価格の高騰を受け、ロシアは2006年に北方領土を含む千島列島(クリル諸島)開発のため、2015年までに総額170億ルーブル(約520億円)以上を投入する「社会経済発展計画」を採択した。 しかし石油価格の下落と世界的不況の影響により、現地ではインフラ開発に当たる建設企業が財政難に直面しているという。ただ、国内では石油価格が高値で安定さえすれば再び経済が上向くとの期待も高い。今回の決定は、領土問題交渉の幕引きを図ろうという連邦政府の意向が強く働いたとみるのが妥当だ。 日本政府は関係改善を急ぐよりも、この機に自らの主張や戦略を見直し、腰を据えて返還交渉を行う態勢を整えるのが先決だろう。「
「スルッと」カード/偽造あおりで売上激減 一部サービス中止、市は賠償請求も検討 (1/2ページ) 2009.8.7 14:05 関西一円の私鉄や地下鉄で利用できるプリペイド式磁気カード「スルッとKANSAI」の売り上げが、偽造事件のあおりで大きく落ち込んでいる。額面5千円のカードを大量に偽造したとして韓国人グループが地元の警察当局に摘発されたが、すでに約8千枚が日本に密輸され、金券ショップなどを通じて一般客にも流出。対策を迫られた鉄道各社が一部サービスを取りやめたことで、「不便だ」と苦情が出るなど、波紋は今も広がっている。被害の大きかった大阪市交通局は賠償請求も検討中という。 運営会社の「スルッとKANSAI」(大阪市中央区)によると、偽造カードは平成20年12月、市営地下鉄御堂筋線の梅田駅で初めて見つかり、近畿各地でこれまでに約400枚が回収された。いずれも券売機や改札機で使用できるほ
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