すでに各メディアで流されたから御存知の方も多いだろうが、一月十七日、私の小説が芥川賞に決まった日の夜、東京でバカな記者会見をした。女優の言葉を引用し、自分がもらって当然と言い、さらに石原慎太郎都知事に言及した。その後のさまざまな報道のされ方の中には、事実と違う部分がかなりある。終わったこととはいうものの、私の知っている範囲の事情を、どうしても書いておきたい。 まず、十七日の会見の段階で私は、石原氏が六日に行った、今度の芥川賞候補作はバカみたい、という発言を全く知らなかった。正確な内容を知ったのは十八日になってからだ。次に、会見内での、もらって当然、都知事と都民のためにもらっといてやる、という言い方は、はっきり言うと最終候補になるずっと前から、もしその時が来たら言ってやろうと準備していたものだった。だから、六日の都知事の発言に田中がかみついた、というのはメディアが勝手に作った図式だ。 もう一
安城市は、同市御幸本町の旧更生病院跡地に新築する市立図書館を電子書籍時代にふさわしい施設にするため、10年に立てた新図書館建設基本計画を見直す。神谷学市長が22日から電子書籍先進国の米国を視察し、見直しに反映させる。 基本計画では、地上5階建ての複合施設を官民合同で建設し、3フロア延べ約8100平方メートルに蔵書45万冊の新図書館を入居させる予定だった。規模や機能は従来の紙の本が前提で、電子書籍の普及は考慮しなかった。 日本では10年ごろから漫画を中心に電子書籍が普及している。関係者によると、これまでに発行された図書館向けの電子書籍は約5000種類に上るという。 安城市は、電子書籍の発行が今後急速に伸びると予測。新図書館は、市長の米国視察などを踏まえて規模や機能などを再検討して設計する。早ければ14年度までに着工し、16年度中にも完成させる考えだ。 神谷市長は29日までの滞在中にニューヨー
木通辰丸さん(右)に言葉を掛ける研修医の山室裕香さん=大阪府枚方市の関西医科大付属枚方病院で2012年1月12日午前11時10分、長谷川直亮撮影 京阪本線の電車内で先月25日、デートに向かう途中だった研修医の女性(24)が急性心筋梗塞(こうそく)で心肺停止状態に陥った男性に蘇生措置を施し、命を救った。電車を自動体外式除細動器(AED)のある駅に向かわせた機転が奏功。男性は快方に向かっており、12日午前に女性の見舞いを受けて「感謝感激です」と涙を流した。全身汗だくになり、デートに遅刻したクリスマス。だが、女性は喜びをかみしめている。「医師になって本当によかった」【牧野宏美】 関西医科大付属枚方病院(大阪府枚方市)の研修医、山室裕香さん。当直明けの午後1時45分ごろ、同市内の光善寺駅に停車中の大阪市内方面行き準急車内で急病人のアナウンスを聞いた。駆け付けると、木通(きずし)辰丸さん(71)=同
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