企業内におけるコミュニケーションの活性化のために、さまざまなツールが提供されているが、実際に導入してもなかなかうまく活用されないのはなぜだろうか。忘れられている課題とは?(→記事要約<Page 2>へ) 「社内のコミュニケーション、あるいは社外の関係者(顧客やパートナー企業、あるいは株主ということもある)とのコミュニケーションを円滑にして、活性化させていくことが重要である」という主張に、異論を唱える経営者はあまりいないだろう。経営者でなくとも、中間管理職から現場の人間まで、何かがうまくいかないと感じるときに、その原因の1つにコミュニケーション不足を挙げる人も多いと思われる。 社団法人日本経営協会『ビジネス・コミュニケーション白書 2005』によれば、社内コミュニケーションに対する認識度合いは、「社内活性化と業績向上のために不可欠」と回答した企業が、調査開始後初めて90%を超え、トップになっ