食後に血糖値が上がるメカニズム どうやって食後高血糖を抑えるのかという話に入っていく前に、そもそもなぜ血糖値は上がるのか、簡単に説明しておきます。「なぜ」をちゃんと把握しておくことも、自分にとってベターな選択をするためには大切なことです。 食後に血糖値が上がるのは、簡単にいえば、「糖質」が体内に入ってくるからです。 この糖質という言葉について改めて説明しておきます。 糖質とは、炭水化物のうち、体内に吸収されてエネルギー源になるもの。ちなみに、体内に吸収されず、エネルギー源にならない炭水化物が食物繊維です。つまり、糖質は、食物繊維以外の炭水化物ということ。ですから、炭水化物と糖質はほぼイコールと考えていただいてOKです。具体的には、ごはん、パン、めん類、いも類といった主食系や、甘いものに多く含まれています。 糖質の入った食事を摂ると、胃、小腸と通り抜けるなかでブドウ糖(単糖)にまで分解されて
![だから「控えめの食事」を続けても体重は減らない…人間が太る原因は「高カロリー」ではなかった 脂肪を巡る炭水化物とインスリンの関係性](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/746eb71e8939abd9d08e66db2374881954665c59/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F4%2Ff%2F1200wm%2Fimg_4f33233992ff95838cb5f033f4453601968393.jpg)